专利摘要:
本発明は、ピアツーピアネットワーク(160)において接続を確立する方法、及びピア、ピアツーピアネットワーク(160)を備える電気通信インフラストラクチャ、並びに該方法を実行するためのコンピュータプログラム製品に関する。接続はピアツーピアネットワーク(160)の第1のアドレス領域内の第1のピア(61)とピアツーピアネットワーク(160)の第2のアドレス領域内の第2のピア(62)との間で確立される。ピアツーピアネットワーク(160)において、第1のピア(61)と第2のピア(62)との間の直接接続を妨げるネットワークアドレス変換が発見される。ピアツーピアネットワーク(160)の第3のピアが中継ピア(R)と決められる。中継ピア(R)は第1のピア(61)と第2のピア(62)との間の接続を中継する。
公开号:JP2011507370A
申请号:JP2010537355
申请日:2008-11-13
公开日:2011-03-03
发明作者:トムス,マルコ;ピーラー,マルセル;ヘルトル,アンドレアス
申请人:アルカテル−ルーセント;
IPC主号:H04L12-56
专利说明:

[0001] 本発明はピアツーピアネットワークにおいて接続を確立する方法、及びピア、ピアツーピアネットワークを備えた電気通信インフラストラクチャ、並びに該方法を実行するためのコンピュータプログラム製品に関する。]
背景技術

[0002] ネットワークオペレータ(電気通信事業者及び企業)は強い競争力を維持し、顧客保有率を上げるために最低限のCAPEX/OPEXによる負担の軽い解決策を非常に必要としている(CAPEX=資本支出、OPEX=運用経費)。]
[0003] 最低限の集中型インフラストラクチャを有する低OPEXシステムは、しばしばオーバレイネットワークにおいて高度に分散されたデータベースを使用する。オーバレイネットワーク、例えばピアツーピア(=P2P)ネットワークは、既存のIPネットワークの上の仮想ネットワークである(IP=インターネットプロトコル)。Chordのような現代のP2Pシステムは参加ピアをグラフ、つまりノード及びエッジの構造に編成する。ノードは参加ピアを表し、エッジは2つのピア間の近隣関係を表す。オーバレイ内の各ピアは、オーバレイ内のその位置を定義する一意の識別子(ピアID又はノードID)を有する(ID=識別子/識別)。近隣であるピアは直接IP接続を介して接続される。うまく構成されたオーバレイが効率のよいルーティング及びルックアップ機構のために必要である。メッセージは宛先ピアのIPアドレスを知らずに、オーバレイを介して他のピアに送信されることが可能である。]
[0004] ネットワークアドレス変換(=NAT)ルータは、P2Pネットワークにおける接続確立に対して、よく知られている問題を引き起こす。P2Pオーバレイ内の各パーティシパント(ピア)はパブリックIPアドレス領域にあってもよく、あるいは1つ以上のNATデバイスの背後にあるプライベートIPアドレス領域にあってもよい。ユーザインターネットノードの大多数がNATルータの背後にあると仮定する。プライベート領域内のピアにパブリック領域又は別のプライベート領域から直接到達することは不可能である。関係するNATデバイスのコラボレーションが保証されることは不可能なので、NATデバイスとのコラボレーションではなくNAT動作の予測に依存するNATトラバーサルソリューションが必要とされる。]
発明が解決しようとする課題

[0005] 本発明の目的はNATを有するP2Pネットワークにおける接続の確立を改善することである。]
課題を解決するための手段

[0006] 本発明の目的は、ピアツーピアネットワークの第1のアドレス領域内の第1のピアとピアツーピアネットワークの第2のアドレス領域内の第2のピアとの間の接続を確立する方法によって達成され、本方法は、ピアツーピアネットワークにおいて、第1のピアと第2のピアとの間の直接接続を妨げるネットワークアドレス変換を発見するステップ、ピアツーピアネットワークの第3のピアを中継ピアと決めるステップ、及び中継ピアによって第1のピアと第2のピアとの間の接続を中継するステップを備える。本発明の目的は、ピアツーピアネットワークの第1のアドレス領域内の1つ以上のピア及びピアツーピアネットワークの第2のアドレス領域内の1つ以上のピアを備えるピアツーピアネットワークのピアによってさらに達成され、ピアは、ピアツーピアネットワークにおいて、そのピアと別のアドレス領域のピアとの間の直接接続を妨げるネットワークアドレス変換を発見するように適応された発見する手段、ピアツーピアネットワークの1つのピアを中継ピアと決めるように適応された決定手段、ピアツーピアネットワークの第1のアドレス領域内の第1のピアとピアツーピアネットワークの第2のアドレス領域内の第2のピアとの間の接続の中継をサポートするように適応された中継手段、及びピアツーピアネットワークにおいて、情報、とりわけ接続情報を伝搬するように適応された伝搬手段を備える。さらに、本発明の目的は、ピアツーピアネットワークの第1のアドレス領域内の第1のピア及びピアツーピアネットワークの第2のアドレス領域内の第2のピアを有するピアツーピアネットワークを備える電気通信インフラストラクチャによって達成され、電気通信インフラストラクチャは、第1のピアと第2のピアとの間の直接接続を妨げるネットワークアドレス変換、及び第1のピアと第2のピアとの間の接続を中継するように適応された中継ピアと決められたピアツーピアネットワークの第3のピアをさらに備える。さらに、本発明の目的は、ピアツーピアネットワークの第1のアドレス領域内の1つ以上のピア及びピアツーピアネットワークの第2のアドレス領域内の1つ以上のピアを備えるピアツーピアネットワークにおいて接続を確立するためのコンピュータプログラム製品によって達成され、コンピュータプログラム製品は、ピアツーピアネットワークのピアによって実行された場合、ピアツーピアネットワークにおいて、該ピアと別のアドレス領域のピアとの間の直接接続を妨げるネットワークアドレス変換を発見するステップ、ピアツーピアネットワークの1つのピアを中継ピアと決めるステップ、ピアツーピアネットワークの第1のアドレス領域内の第1のピアとピアツーピアネットワークの第2のアドレス領域内の第2のピアとの間の接続の中継をサポートするステップ、及びピアツーピアネットワークにおいて、情報、とりわけ接続情報を伝搬するステップを実行する。]
[0007] 本発明はP2PネットワークにおけるNATトラバーサル問題を解決するための新しい可能性を提供する。ホールパンチング、STUN、TURN、及びICEのような従来技術の解決策は中央サーバ構成要素を必要とし、従って、中央構成要素はP2Pネットワークにおけるピアの数に比例せず、中央構成要素はサービスプロバイダにとってのOPEXを増大させるので、重大な欠点を含む(STUN=Simple Traversal of User Datagram Protocol Through Network Address Translation、TURN=Traversal Using Relay NAT、ICE=Interactive Connectivity Establishiment)]
[0008] 従来技術において知られている前述の解決策とは対照的に、本発明は、完全なNATトラバーサルソリューションを有する構造化P2Pオーバレイネットワークを拡張することにより中央サーバ構成要素の必要性を最小化する。]
[0009] 中央サーバ構成要素の必要性の最小化はいくつかの利点をもたらす。第1に、必要とされるサービスを提供するために参加ユーザの資源が使用されるので、サービスプロバイダにとってのOPEXが低減されることになる。第2に、オーバレイのパーティシパントが多くなるにつれて必要とされるサービスを提供するピアの数も多くなるので、より良いスケーラビリティが達成される。第3に、本発明を使用したP2Pネットワークは、ターゲットにされる可能性がある中央インスタンスがないので、サービス妨害攻撃に対する強靭性の向上を示す。]
[0010] 前述の従来技術の解決策は構造化P2Pオーバレイ(例えば、Chord)の特別な必要条件及び可能性を考慮しないが、本発明は、プライベートアドレス領域内のピアがそれらのNATをトラバースし、オーバレイに参加することができるようにすることにより、構造化P2Pオーバレイネットワークを拡張する。]
[0011] さらに、本発明は1つのピアごとに1つのIPアドレスで管理する。これは、P2Pネットワーク内のピアは、通常、IPアドレスを1つしか有しないので、NAT動作の検出のためにIPアドレスを2つ必要とするSTUNサーバ、そしてまたTURNサーバ(TURNはSTUNを拡張したものなので)と比較して、かなりの簡略化を意味する。従って、本発明の通常のP2Pネットワークへの統合は平易かつ簡単である。]
[0012] 本発明によれば、ピアがオーバレイに参加する場合、ピアはその「接続情報」を検出するために複数のピアとインタラクトする。接続情報はNAT動作、パブリックエンドポイント及びプライベートエンドポイントから成る。接続情報の検出のためには、STUNと同様のプロトコルが使用されるが、第2のIPアドレスは必要がない。従って、パブリック領域にあるオーバレイ内のどのピアも全てこのサービスを提供することができる。]
[0013] 本発明によれば、1つのピアが別のピアへの接続を確立したいと思う場合、両者はオーバレイを介してそれらの接続情報を交換する。従って、ランデブーサーバは必要がない。2つのピアは交換された接続情報を用いてホールパンチングの機構に基づいて直接接続を確立しようと試みる。]
[0014] オーバレイにまだ参加していないピアはその接続相手の接続情報を受信することができない。接続情報はオーバレイを介してルーティングされ、オーバレイにすでに参加しているピア宛にのみ送信されることが可能である。従って、参加ピアは、オーバレイにすでに参加しているピアの支援を必要とする。そのピアは参加ピアとオーバレイとの間の接続確立のために必要とされるメッセージを中継する。]
[0015] 本発明によれば、接続を確立したいと思う2つのピアは、直接接続の試みが失敗した場合は、両者間でメッセージを中継することになる第3のピアからの支援を要求する。2つのピアは中継ピアへの直接接続を確立する。好ましくは、中継ピアは2つのピアのうちの1つに直接接続をすでに確立している。すでに接続されている直接接続の再利用は接続確立の労力を最小化するのに役立つ。]
[0016] さらなる利点は、添付の特許請求の範囲によって示されている本発明の諸実施形態によって達成される。]
[0017] 本発明の好ましい実施形態によれば、上記ネットワークアドレス変換の発見はピアツーピアネットワークのトポロジ及び接続情報に基づく。P2Pネットワークの各ピアはそのピアに特有のそれ自体の接続情報を有する。P2Pネットワークのオーバレイにすでに統合されているピアには、接続情報によって到達することができる。好ましくは、ピア特有の接続情報は、そのピアに関連するNATを特定するNATタイプ、1つ以上の自己認識エンドポイント、及び1つ以上のUNSAF派生エンドポイントを備える(UNSAF=Unilateral Self Address Fixing)。好ましくは、ピア特有の接続情報はまた、1つ以上の中継候補を備える。]
[0018] NATタイプは、マッピング動作(マッピングなし、EIM、ADM、PDM)、フィルタリング動作(EIF、ADF、PDF)及びヘアピン変換(可能、不可能)によって表される(EIM=エンドポイント非依存マッピング、ADM=アドレス依存マッピング、PDM=アドレス及びポート依存マッピング、EIF=エンドポイント非依存フィルタリング、ADF=アドレス依存フィルタリング、PDF=アドレス及びポート依存フィルタリング)。自己認識エンドポイントは、ローカルオペレーティングシステムの方法を使用して発見されたIPアドレス及びポートのタプルである。UNSAF派生エンドポイントはUNSAF機構(例えば、STUN)を介して発見されたIPアドレス及びポートのタプルである。ピアがNATされていない、例えばNATデバイスの背後にない場合は、UNSAF派生エンドポイントは自己認識エンドポイントに等しい。中継候補は中継サービスを提供するP2Pネットワークのピアを表す。候補はそのようなピアのピアID、及び中継候補を格付けするために使用されるヒューリスティック値のセットによって識別される。]
[0019] 好ましくは、上記ネットワークアドレス変換の発見は、発見されたネットワークアドレス変換の動作の仕様、第1のアドレス領域内の第1のピアに関連するエンドポイント及び第2のアドレス領域内の第2のピアに関連するエンドポイントを備える接続情報に基づく。]
[0020] 本発明の他の好ましい実施形態によれば、第1のピア及び第2のピアは、ピアツーピアネットワークの1つ以上の他のピアを介してホップバイホップルーティングで第1のピアと第2のピアとの間でそれらそれぞれの接続情報を交換する。]
[0021] 接続が2つのピア間で確立される必要がある場合は、両方のピアは前に集められた接続情報を交換する必要がある。接続情報はP2Pオーバレイを介して交換される。ネットワークに対する最小の影響を保証するために、接続要求及び接続応答の2つのメッセージだけが送信される。接続要求メッセージは要求ピア即ち第1のピアの接続情報及び接続IDを含む。接続IDは、接続を確立しようとするこの試みに属するメッセージの識別のために使用される。接続応答は接続要求と同じ接続IDを含む必要がある。通常、接続応答は応答ピア即ち第2のピアの接続情報を含む。そうでなければ、接続応答は接続要求に対する断りと解釈されなければならない。接続要求は、応答ピアが何らかの理由で、例えば応答ピアがP2Pネットワークを出て行きつつあるか又はその接続境界に到達しているために接続を確立することができない場合は拒否される可能性がある。]
[0022] 本発明の他の好ましい実施形態によれば、中継ピアを介しての第1のピアと第2のピアとの間の中継接続の確立は、以下の諸ステップによって行われる。第1のステップは、第1のピアによって、第1のピアの接続情報を備えた中継接続要求を中継ピアに送信するステップである。次のステップは、中継ピアによって、中継ピアの接続情報を備えた中継接続応答を第1のピアに送信するステップを備える。次のステップは、第1のピアと中継ピアとの間の直接接続がまだ確立されていない場合は、第1のピアと中継ピアとの間の直接接続を確立するステップを備える。第1のピアと中継ピアとの間の直接接続がすでに確立されている場合は、第1のピアと中継ピアとの間の直接接続は再確立される必要がないので、第1のピアと中継ピアとの間の直接接続を確立するステップはスキップされる。]
[0023] 次のステップは、第1のピアによって、中継ピアのピア識別子を備えた中継される発見されたメッセージを第2のピアに送信するステップを備える。次のステップは、第2のピアによって、第2のピアの接続情報を備えた中継される接続要求を中継ピアに送信するステップを備える。次のステップは、中継ピアによって、中継ピアの接続情報を備えた中継される接続応答を第2のピアに送信するステップを備える。さらに、次のステップは、第2のピアと中継ピアとの間の直接接続がまだ確立されていない場合は、第2のピアと中継ピアとの間の直接接続を確立するステップを備える。第2のピアと中継ピアとの間の直接接続がすでに確立されている場合は、第2のピアと中継ピアとの間の直接接続は再確立される必要がないので、第2のピアと中継ピアとの間の直接接続を確立するステップはスキップされる。]
[0024] 好ましい実施形態では、第1のピア及び/又は第2のピアは1つ以上の中継候補を含むリストを提供する。中継ピアはこのリストから選択される。選択は、ピアツーピアネットワークにおいてすでに確立されている1つ以上の直接接続が第1のピアと第2のピアとの間の中継接続のために再利用されることが可能である中継候補を選択するステップ、及び別の中継候補より少ない中継接続に関与する中継候補を選択するステップのうちの1つ以上のステップに基づくことができる。中継接続を確立する場合に既存の直接接続を再利用することは、オーバレイネットワークを生成し維持するために必要なキープアライブトラフィックを低減する。]
[0025] 本発明の他の好ましい実施形態によれば、本方法は、第1のピアの接続情報を備えたブートストラッピング要求をピアツーピアネットワークのパブリックに到達可能なアドレス領域内のピアに送信するステップを備え、ピアツーピアネットワークのパブリックに到達可能なアドレス領域内のピアはブートストラッピングピアとして機能する。次のステップは、ブートストラッピングピアによって、第1のピアと第2のピアとの間で交換されるメッセージを中継するステップを備える。]
[0026] 好ましくは、中継接続の終了は以下の諸ステップを備える。第1のステップは、第1のピアによって、中継ピアに割当て解除中継メッセージを送信することにより中継接続を終了するステップを備え、割当て解除中継メッセージは、中継接続は不必要であると宣言する。次のステップは、中継ピアによって、第1のピアから受信された割当て解除中継メッセージを第2のピアに転送するステップを備える。次のステップは、第2のピアによって、割当て解除中継メッセージを中継ピアに送信するステップを備える。次のステップは、中継ピアによって、第2のピアから受信された割当て解除中継メッセージを第1のピアに転送するステップを備える。さらに、次のステップは、転送された割当て解除中継メッセージを第1のピアにおいて受信した後に、中継接続を終了するステップを備える。]
[0027] 本発明のこれらの並びに他の特徴及び利点は、添付の図面に関連して取り上げられた現時点で好ましい例示的実施形態の以下の詳細な説明を読むことにより、より良く理解されるであろう。]
図面の簡単な説明

[0028] 本発明の一実施形態によるピアツーピアネットワークのブロック図である。
本発明の一実施形態によるピアツーピアネットワークにおけるブートストラッピングサービスの図である。
本発明の一実施形態によるピアツーピアネットワークにおける直接接続の確立の図である。
本発明の一実施形態によるピアツーピアネットワークにおける直接接続の終了の図である。
本発明の一実施形態による中継候補のランク付けリストである。
本発明の一実施形態によるピアツーピアネットワークにおける中継接続の確立の図である。
本発明の一実施形態によるピアツーピアネットワークにおける中継接続の終了の図である。
ピアツーピアネットワークにおける本発明の一実施形態によるピアのブロック図である。]
実施例

[0029] 図1に、例えばSIPネットワークのような電気通信インフラストラクチャを表すP2Pネットワーク100を示す。P2Pネットワーク100は、P2Pネットワーク100のパブリックアドレス領域101内のUNSAFサービスを提供する第1のピア1、及びP2Pネットワーク100のプライベートアドレス領域102内の第2のピア2を備える。NATデバイス21、例えばNATを有するホームルータは、パブリックアドレス領域101からプライベートアドレス領域102を分離する。第2のピア2は、NATの背後にあるピア、即ちいわゆるNATされたピアであり、パブリックアドレス領域101からはNATデバイス21を介してのみ到達可能である。] 図1
[0030] UNSAFサービスは、UNSAFサービスを要求するピアがそれらのピアとUNSAFサービスを提供するピアとの間にNATデバイスがあるかどうかを検出することができるようにする。NATデバイスがある場合は、その動作、及びNATデバイスによってUNSAFサービスを要求するピアに割り当てられたパブリックエンドポイントを検出することが可能である。このUNSAFサービスはSTUNの軽いバージョンとみなされてよく、NATの動作を検出する場合に正確さが落ちるのと引き替えに第2のIPアドレスは必要とされない。パブリックアドレス領域内にあるピアだけがUNSAFサービスを提供することができる。このサービスを提供するピアは予め決められたポート上でUNSAF要求をリスンしなければならない。]
[0031] ピアは、NATデバイス動作、パブリックエンドポイント(1つ以上)、プライベートエンドポイント(1つ以上)、及び中継候補のリストから成るその接続情報(=CI)を検出してからでないと、P2Pネットワーク100のオーバレイネットワークに参加することができない。CIの検出はプライベートエンドポイントから開始する。エンドポイントはIPアドレス及びポート番号によって表される。IPアドレスはオペレーティングシステムから取得されることが可能であり、ポート番号はピアによって選択されることが可能である。第2のピア2はUNSAFサービスを提供する少なくとも1つの第1のピア1のエンドポイントを知らなければならない。フォールバックソリューションとしてのみ、第2のピア2はそのようなエンドポイントを取得するための中央サーバを指してもよい。]
[0032] 第2のピア2は、UNSAF要求201を第2のピア2のエンドポイント(=プライベートエンドポイント)から第1のピア1のUNSAFエンドポイントに送信する。このUNSAF要求201がNATデバイス21を通る場合、UNSAF要求201においてソースエンドポイントと指定されているプライベートエンドポイントは、NATデバイス21のエンドポイント(=割り当てられたエンドポイント)と取り替えられる。これは、NATの背後にある基本的な考えによる。UNSAFサービスを提供する第1のピア1は、受信されたUNSAF要求201を処理する。第1のピア1は、UNSAF要求201からソースエンドポイント、即ちNATデバイス21のエンドポイント(=割り当てられたエンドポイント)を抽出する。第1のピア1は、UNSAF要求201に対するUNSAF応答202を生成し、UNSAF応答202に、抽出されたソースエンドポイント(=割り当てられたエンドポイント)を宛先エンドポイントと書き入れる。言い換えれば、第1のピア1はUNSAF応答202を、割り当てられたエンドポイント、即ちNATデバイス21のエンドポイント宛に送信する。UNSAF応答202は、NAT21を通る場合、UNSAF応答202において指定されている宛先エンドポイント、即ち割り当てられたエンドポイントは第2のピア2のプライベートエンドポイントと取り替えられる。しかし、UNSAF応答202のペイロードは依然として割り当てられたエンドポイントを含む。]
[0033] 即ち、UNSAF応答202は第1のピア1がUNSAF要求201から抽出したソースエンドポイントを(ペイロード内に)含む。第2のピア2はUNSAF応答202を受信し、ペイロード内のこのソースエンドポイントが、第2のピア2がUNSAF要求201をそこから送信したプライベートエンドポイントと同一かどうかをチェックする。このソースエンドポイントが、第2のピア2がUNSAF要求201をそこから送信したプライベートエンドポイントと同一である場合は、第2のピア2はパブリックアドレス領域101にあると結論を下すことができる。そうでなければ、UNSAF要求201はNATデバイス21を通過した。従って、第2のピア2はプライベートアドレス領域102にあり、そのNATデバイス21の動作を調べる必要がある。]
[0034] UNSAF応答202はまた、UNSAFサービスを提供する、第1のピア1に知られている他のピアのエンドポイントのリストを含む。従って、第2のピア2は様々なピアに対してUNSAFプロセスを繰り返すことができる。]
[0035] 本発明は、接続を確立する前に2つのピア間で接続情報(CI)を交換することに依存する。CIは、オーバレイを介して送信されるメッセージによって交換される。しかし、これらのメッセージはオーバレイにすでに統合されているピアにしか到達することができない。新規のピアがオーバレイに参加しようとしている場合は、新規のピアはオーバレイにすでに統合されているピアの支援を必要とする。基本的には、これはパブリックアドレスを介して到達可能ないかなるピアでもよい。ブートストラッピングサービスを提供するピアは参加ピアとオーバレイとの間でメッセージを中継する。パブリック領域にあるピアだけがブートストラッピングサービスを提供することができる。ブートストラッピングサービスを提供するピアは、予め決められたポート上でブートストラッピング要求をリスンしなければならない。]
[0036] 図2に、ブートストラッピングピアBP、近隣ピア22、及び複数の他のピア220乃至223を有するP2Pネットワークのオーバレイ120を示す。ブートストラッピングピアBP及び近隣ピア22はP2Pオーバレイ120にすでに完全に統合されており、オーバレイ120を介してメッセージを受信することができる。参加ピア11はP2Pオーバレイ120にまだ統合されていない。参加ピア11がオーバレイネットワーク120に参加しつつある場合、以下の2つのステップが実行される必要がある。参加ピア11はそのCIをすでに検出しており、オーバレイ120に参加しようとしている。従って、参加ピア11は、P2Pプロトコルによって要求されているように、参加ピア11がDHTの役割を分担し合うピア(例えば、ピア22)への接続を確立する必要がある(DHT=分散ハッシュテーブル)。] 図2
[0037] 参加ピア11は、CIの検出中にコンタクトされたピアのうちの1つ、例えばブートストラッピングピアBPにブートストラッピング要求210を送信する。ブートストラッピング要求メッセージ210は参加ピア11のCI及び参加ピア11のピアIDを含み、ピアIDはオーバレイ120における参加ピア11の将来の位置を決める。従って、メッセージ210は近隣ピア22宛に送信されることが可能である。ブートストラッピングピアBPは、オーバレイ120のその他のピア220乃至223のうちの1つ以上を介してホップバイホップルーティング211で、オーバレイ120を介して近隣ピア22に参加ピア11のCIを転送する。近隣ピア22は参加ピア11のCIを受信し、近隣ピア22のCIを含む応答を生成する。応答はオーバレイ120のその他のピア220乃至223のうちの1つ以上を介してホップバイホップルーティング212でブートストラッピングピアBPに送信される。近隣ピア22からの応答がブートストラッピングピアBPによって受信された後は、ブートストラッピングピアBPはブートストラッピング応答メッセージ213を参加ピア11に返送し、ブートストラッピング応答メッセージ213は近隣ピア22のCIを含む。これらのステップの後に、参加ピア11はオーバレイ120に完全に統合される。]
[0038] 図3に、第1のピア31、第2のピア32、及び複数の他のピア320乃至323を有するP2Pネットワークのオーバレイ130を示す。第1のピア31は第2のピア32への接続を確立したいと思う。第1のピア31と第2のピア32との間の直接接続の確立のためには、以下の諸ステップが実行される必要がある。第1のピア31は、オーバレイ130のその他のピア320乃至323の1つ以上を介してホップバイホップルーティングで第2のピア32に接続要求メッセージ310を送信し、接続要求メッセージ310は第1のピア31のCIを含む。接続要求310を受信した後に、第2のピア32はオーバレイ130のその他のピア320乃至323のうちの1つ以上を介してホップバイホップルーティングで第1のピア31に接続応答メッセージ311を送信し、接続応答メッセージ311は第2のピア32のCIを含む。次いで、両方のピア31、32は相互のCIを知る。両方のピア31、32は、最適の接続方式を決めるために、交換されたCIを評価する必要がある。直接接続が可能かどうかは、関係するNATデバイスの動作に依存する。評価は以下の3つの可能な結果のうちの1つを有する。
i)2つのピアが同じプライベート領域にあり、直接接続がプライベートエンドポイントを使用して確立されることが可能である。
ii)2つのピアがパブリックエンドポイントを使用して直接接続を確立することができる。
iii)関係するNATデバイスの動作が直接接続を妨げる。中継サービスを提供する第3のピアが見つけられる必要がある。中継接続の確立に関するさらなる詳細は以下で見ることが可能である。] 図3
[0039] 直接接続を確立するために、UNSAF派生エンドポイント又は自己認識エンドポイントのどちらが使用されてもよい。]
[0040] プライベートエンドポイントを使用して直接接続を確立しようとする試みが失敗した場合は、パブリックエンドポイントを使用して直接接続を確立しようとする試みが行われる。パブリックエンドポイントを使用して直接接続を確立しようとする試みが失敗した場合は、中継接続が確立される。]
[0041] 図3は、直接接続が確立されることが可能である場合を示す。直接接続は、評価フェーズ中に決められたように、パブリックエンドポイントを介して、又はプライベートエンドポイントを介して確立されることが可能である。各ピア31、32は、他方のピア31、32それぞれのエンドポイントに接続メッセージ312、323を送信し始める。両方のピア31、32が少なくとも1つの接続メッセージを受信した場合、接続が確立される。ピア31、32のうちの1つが複数の試みの後に接続メッセージを受信することができなかった場合は、試みは失敗する。直接接続が確立された後は、NATマッピング及びフィルタリングルールをリフレッシュするためにキープアライブメッセージが双方向に定期的に送信される必要がある。] 図3
[0042] 図4は直接接続の終了を例示する。図4は、第1のピア31及び第2のピア32を有するP2Pネットワークのオーバレイ130を示す。第1のピア31と第2のピア32との間の直接接続410は、もう必要がなくなった後は、P2Pネットワークの資源を解放するために終了されてよい。P2Pプロトコルが接続を必要とするか、又はこの接続が中継の一部分である場合は、接続が必要である。第1のピア31は、割当て解除メッセージ411を送信することにより接続410が不必要であることを第2のピア32に通知する。代替として、第1のピア31は、割当てメッセージ(図示されていない)を送信することにより接続410が必要であることを第2のピア32に通知する。第2のピア32が第1のピア31から割当て解除メッセージ411を受信して接続410がもう必要がないことを認識した場合、第2のピア31はまた、第1のピアに割当て解除メッセージ412を送信する。両方のピア31、32はこの接続410を不必要と考え、従ってこの接続は終了される。両方のピア31、32が接続410を不必要と考えた場合は、この接続は終了される。] 図4
[0043] ピア31、32のうちの1つがオーバレイ130を出ようとしている場合は、そのピアは、接続410を閉じるために他方のピアに終了メッセージを送信する。キープアライブメッセージが特定の継続時間の間に受信されなかった場合は、接続410はまた、終了される。]
[0044] いくつかの場合には、2つのピア間の直接接続が確立されないことがある。その場合、2つのピアは2つのピア間の接続を中継する第3のピアの支援(中継接続確立)を必要とする。第1のピアから第2のピアへの中継接続は、第1のピアから中継ピアへの直接接続及び第2のピアから中継ピアへの直接接続から構成され、中継ピアは中継サービスを提供するピアである。各ピアは中継候補のリストを維持する。ピアは中継候補になるために満たさなければならないいくつかの必要条件があり、ピアはADM、PDM又はPDF動作を有するNATの背後にあってはならない。1つのピアが別のピアへの直接接続を確立し、その別のピアが前述の必要条件を満たしている場合、その別のピアは中継候補のリストに追加される。このリストは接続を確立する場合にCIと共に交換される。]
[0045] 2つのピア間で中継接続が必要とされる場合には、まず最適の中継が見つけられる必要がある。接続情報の交換中、2つのピアはまた、接続情報の一部分として中継候補を交換する。2つのピアの交換されたCIはそれぞれ中継候補のリストを含む。これらのピアの2つのリストは併合される。従って、オーバレイに統合された各ピアは少なくとも1つの中継候補を知っているはずである。さらに、オーバレイに参加しようとしているピアは、パブリック領域にあるはずのブートストラッピングピアを知っている。さらに、中継サービスを提供するピアを見つけるためにフォールバックソリューションが必要なこともある。接続情報を交換した後に、2つのピアは両方とも中継候補の同じリストを有する。]
[0046] リスト上の各中継候補は、最初にどの中継候補がコンタクトされるべきかを決めるために格付けされる。好ましくは、リスト上の中継候補はヒューリスティック値を用いて格付けされる。格付けのための2つの適切な値は再利用及び集中である。]
[0047] 既存の接続を再利用する値はネットワークトラフィックを最適化する目的に基づく。ネットワークに対するストレスを最小化するためには、中継接続の一部分としてすでに確立されている直接接続を再利用することが最良である。すでに確立されている接続が再利用されるべきである。両方のピアが中継候補への接続をすでに確立している場合は、そのピアが最適であるはずであり、接続の再利用が最大化されるはずである。それらのピアのうちの1つが接続を確立している場合はさらに好ましい。]
[0048] 本発明の好ましい実施形態によれば、ローカルピアが中継候補へのアクティブな直接接続を有する場合は、再利用に関する値は1である。接続情報の交換の後に、両方のピアが同じ中継候補へのアクティブ接続を有することが知られた場合は、再利用に関する値は2である。従って、2つのピアのうちの1つのピアへの直接接続しか有しない中継候補より両方のピアへの直接接続をすでに確立している中継候補の方が好まれる。]
[0049] 中継接続の集中の値は多様化に関する。あるピアが同じ中継ピアを介しての中継を必要とする全ての接続を確立し、そのピアがネットワークを出る場合は、全ての接続が再確立されなければならない。従って、複数のピア上に中継接続を多様化すること、即ち、様々な中継ピア上に中継接続を分散する方が良い。従って、より少ないアクティブ中継接続を有する中継候補は、より多くの接続を有する中継候補より良い。本発明の好ましい実施形態によれば、集中に関する値は、この中継候補を介して確立されていてアクティブである中継接続の数に等しい。]
[0050] シグナリング中継では、シグナリングトラフィックは、メディアトラフィックと違って、タイムクリティカルでもなく帯域幅コンシューミングでもないので、待ち時間又は帯域幅のような値は重要ではない。中継接続が確立される必要があると決められた後は、要求ピアの仕事はリストから適切な中継候補を選択することである。リストは、応答ピアの中継候補と結合された要求ピアの接続情報にある中継候補から成る。]
[0051] 好ましくは、リストはヒューリスティック値を使用してソートされる。再利用は主要なソート基準であり、その後に集中が続く。再利用値が高いほど、リストにおける中継候補のランク付けは高くなる。集中値が低いほど、ランク付けは高くなる。ソートされたリストの一実施例が図5に表示されている。リスト50は、4つの列51乃至54、及び5つの行511乃至515を備える。列51は5つの中継候補のピアIDを提供する。列52は5つの中継候補に属すると考えられる再利用値を提供する。列53は5つの中継候補に属すると考えられる集中値を提供する。列54は5つの中継候補それぞれのランク付けを提供し、最高の格付けの中継候補が一番上に置かれている。] 図5
[0052] この場合、要求ピアは行511内の最高の格付けの候補と中継接続を確立しようと努める。それが失敗した(例えば中継候補が要求を拒否するか、又は全然応答しない)場合は、リスト50は、接続が確立されることが可能になるまで、下の方へ行ごとに処理される。即ち、要求ピアは、接続が確立されることが可能になるまで、行512内の第2の格付けの候補と、行513内の第3の格付けの候補と、以下同様に、中継接続を確立しようと努める。]
[0053] 要求ピアが中継候補をランク付けして適切な候補が選択された後は、中継候補がコンタクトされる必要がある。中継接続は直接接続と同様に確立される。]
[0054] 図6は、第1のピア61、第2のピア62、最高のランク付けの中継候補として第1のピア61によって選択された中継ピアR、並びに複数の他の中継候補RC及び他のピア620、621を有するP2Pネットワークのオーバレイ160を示す。第1のピア61及び第2のピア62は両方とも、別個のプライベートアドレス領域内にある。それらはP2Pオーバレイ160にすでに完全に統合されており、ホップバイホップルーティングを介してP2Pオーバレイ160の他のピアとメッセージを交換することができる。中継ピアRは、中継ピアRが中継であるための必要条件を満たす限り、プライベートアドレス領域にあってもパブリックアドレス領域にあってもよい。中継候補が中継候補のリストから選択された後は、第1のピア61及び第2のピア62は両方とも中継ピアRへの直接接続を確立する必要がある。] 図6
[0055] 第1のピア61は、ピアツーピアネットワーク160のその他の中継候補RC及び/又はその他のピア620、621のうちの1つ以上を介してホップバイホップルーティングで、P2Pオーバレイ160を介して中継ピアRに中継接続要求610を送信する。中継接続要求610は、第1のピア61の接続情報、及び第1のピア61と第2のピア62との間の接続情報交換で使用されたのと同じ接続IDを含む。中継ピアRは、ピアツーピアネットワーク160のその他の中継候補RC及び/又はその他のピア620、621のうちの1つ以上を介してホップバイホップルーティングで第1のピア61に送信される中継接続応答611を用いて応答する。中継接続応答611は中継ピアRの接続情報及び接続IDを含む。中継ピアRはその接続情報を送信することにより、それが中継要求610を受け入れることをシグナリングする。中継接続応答611がIDしか含まない場合は、要求610は中継ピアRによって拒否されたことになる。中継ピアRが第1のピア61の中継接続要求610を拒否した/断った場合は、第1のピア61は新規の中継候補を見つける必要があることになる。]
[0056] 中継ピアRが中継要求610を受諾することを中継ピアRがシグナリングした後に、第1のピア61及び中継ピアRは相互に、即ちそれらそれぞれの交換されたエンドポイントに接続メッセージ612、613を送信することにより相互間の直接接続を確立しようと努める。第1のピア61が中継ピアRへの直接接続を確立することができない場合は、第1のピア61は新規の中継候補を見つける必要がある。]
[0057] 第1のピア61と中継ピアRとの間の直接接続の確立が成功したと仮定すると、第1のピア61は、中継候補が見つかったこと、即ち中継ピアRが中継ピアとしての機能を果たすことを受諾したことを第2のピア62に通知する必要がある。これは、ピアツーピアネットワーク160のその他の中継候補RC及び/又はその他のピア620、621のうちの1つ以上を介してホップバイホップルーティングで、P2Pオーバレイ160を介して中継発見メッセージ614を送信することにより達成される。中継発見メッセージ614は中継ピアRのピアID及び接続IDを含む。中継発見メッセージ614を受信した後に、第2のピア62は、前述のようなやり方で、中継ピアRへの直接接続を確立しようと努める。第2のピア62は中継ピアRに中継接続要求615を送信し、中継接続要求615は第2のピア62の接続情報を含む。中継ピアRは、中継接続要求615に応答して、中継ピアRの接続情報を備える中継接続応答616を第2のピア62に送信する。第2のピア62と中継ピアRとの間の接続情報の交換の後に、各ピア62、Rは、他方のピアR、62それぞれのエンドポイントに接続メッセージを送信し始める。両方のピア62、Rが少なくとも1つの接続メッセージを受信した場合、第2のピア62と中継ピアRとの間で直接接続617が確立される。直接接続617は、第2のピア62と中継ピアRとの間の直接接続がまだ確立されていない場合に確立されるだけである。]
[0058] 従って、基本的には、要求する第1のピア61及び応答する第2のピア62の両方のピアが中継ピアRへの接続の試みを開始する必要がある。従って、第2のピア62から中継接続要求615が受信されるまで第2のピア62にはいかなるメッセージも送信されないので、中継ピアRが別のピアに対する攻撃で利用されることは不可能である。中継ピアRは、送信された接続IDによって中継接続要求を識別する。両方のピア61、62への直接接続を確立することができた後は、第1のピア61から第2のピア62に、及びその逆に、送信されるメッセージが正しく転送されるように、接続は論理的にリンクされる必要がある。]
[0059] 第1のピア61と中継ピアRとの間の、又は第2のピア62と中継ピアRとの間の直接接続がすでに確立されている場合は、このプロセスは部分的にスキップされてよい。その場合、中継接続要求及び応答は、この接続が今や中継の一部分であることを中継ピアRに通知するために依然として交換されなければならないが、直接接続は再確立されなくてよい。中継ピアRにとっては、中継接続を確立することは2つの直接接続を論理的にリンクすることに等しい。このリンクは以下の2つの目的のために必要である。
i)第1のピア61との接続が失われた場合は第2のピア62に通知するために、2つの直接接続の接続状態を追跡すること。
ii)2つの直接接続の必要性を追跡すること。]
[0060] リンクはオーバレイメッセージをルーティングするためには必要がない。どのオーバレイメッセージも全て、ルーティングの次のホップを決めるために使用される宛先ピアIDを含む。ルーティングアルゴリズムは直接接続のリストを処理し、宛先IDの最も近くにつながるものを選択する。従って、リンクはルーティングのために使用されるのではなく、直接接続を有効にしておくために使用される。]
[0061] 中継ピアRが第2のピア62の中継接続要求615を断った場合は、第2のピア62は、第1のピア61が新規の中継候補を見つけようと努めることができるように、第1のピア61に中継接続失敗メッセージを送信しなければならない。第2のピア62が中継ピアRへの直接接続を確立することができない場合は、第2のピア62は、第1のピア61が新規の中継候補を見つけようと努めることができるように、第1のピア61に中継接続失敗メッセージを送信する必要がある。]
[0062] 中継接続は、もう必要がなくなった後は終了されてよい。直接接続の場合と同様に、端にある2つのピアは、ただし中継ピアではない、割当て解除中継メッセージを送信することにより接続は不必要であると宣言することができる。]
[0063] それぞれ、割当て中継メッセージは接続が必要であると宣言する。両方のピアが接続は不必要であると宣言した場合には、中継接続は終了される。中継接続はまた、3つのピアのうちの1つがオーバレイを出る場合は、終了される。中継を終了した後に、中継の一部分であった2つの直接接続が依然として必要かどうかが評価されなければならない。]
[0064] 図7はプロセスを例示し、第1のピア61、第2のピア62及び中継ピアRを有するP2Pネットワークのオーバレイ160を示す。中継接続710が第1のピア61と第2のピア62との間で確立される。中継接続710は第1のピア61と中継ピアRとの間の直接接続710a、及び第2のピア62と中継ピアRとの間の直接接続710bから成る。] 図7
[0065] 第1のピア61は中継ピアRに割当て解除中継メッセージ711を送信し、中継接続710は不必要であると宣言する。中継ピアRは、712つまり第1のピア61によって送信された割当て解除中継メッセージ711を第2のピア62に転送する。しばらくしてから、第2のピア62はまた、割当て解除中継メッセージ713を中継ピアRに送信する。中継ピアRは714つまり第2のピア62によって送信された割当て解除中継メッセージ713を第1のピア61に転送する。第1のピア61も第2のピア62も中継710が必要であると考えていないので、中継接続710は終了される。直接接続710a、710bそれぞれの必要性が評価される必要がある。]
[0066] 図8は、両方ともピアツーピアネットワーク800の第1のアドレス領域にある第1のピア81及び中継ピア83、並びにピアツーピアネットワーク800の第2のアドレス領域にある第2のピア82を備えるピアツーピアネットワーク800を示す。第1のピア81は第2のピア82への接続を確立したいと思う。] 図8
[0067] 第2のピア82が第1のアドレス領域と第2のアドレス領域との間の境界にあるNATデバイス、例えばファイアウォール(図示されていない)の背後にあるため、第1のピア81と第2のピア82との間の直接接続は不可能なので、第1のピア81と第2のピア82との間の中継接続は中継ピア83を介して確立される。]
[0068] ピア81、82、83はそれぞれ、1つ又はいくつかの相互リンクコンピュータ、即ちハードウェアプラットフォーム、ハードウェアプラットフォームに基づくソフトウェアプラットフォーム、並びにソフトウェア及びハードウェアプラットフォームによって形成されたシステムプラットフォームによって実行されるいくつかのアプリケーションプログラムから構成される。ピア81、82、83それぞれの機能はこれらのアプリケーションプログラムの実行によって提供される。アプリケーションプログラム又はこれらのアプリケーションプログラムの選択された部分は、システムプラットフォーム上で実行された場合、前述のような接続確立サービスを提供するコンピュータソフトウェア製品を構成する。さらに、そのようなコンピュータソフトウェア製品は、これらのアプリケーションプログラム又はアプリケーションプログラムの上記選択された部分を記憶する記憶媒体によって構成される。]
[0069] 好ましくは、ピア81、82、83は、スタンドアロンネットワークノード、例えば様々な物理的位置にあり、電気通信ネットワーク、例えば電話及びメディアトランスポートネットワーク又はインターネットを介して相互に接続された個々のパーソナルコンピュータである。]
[0070] 機能的な観点から、第1のピア81は、ピアツーピアネットワーク800において、第1のピア81と第2のピア82との間の直接接続を妨げるネットワークアドレス変換を発見するための発見ユニット811を備える。さらに、第1のピア81は、ピアツーピアネットワーク800の第3のピアを中継ピア83と決めるための決定ユニット812を備える。さらに、第1のピア81は、第1のピア81と第2のピア82との間の接続の中継をサポートするための中継ユニット813を備える。さらに、第1のピア81は、ピアツーピアネットワーク800の中の情報の伝搬のための伝搬手段814、例えばトランシーバインターフェースを備える。さらに、第1のピア81は、第1のピア81のCPUによって実行された場合に第1のピア81の諸機能を実行するコンピュータソフトウェア製品を記憶するためのメモリユニット815を備える(CPU=中央処理装置)。]
[0071] 好ましくは、発見ユニット811、決定ユニット812、中継ユニット813、及び伝搬手段814は、第1のピア81の機能を制御する制御ユニット810のソフトウェア構成要素及び/又はハードウェア構成要素である。発見ユニット811、決定ユニット812、中継ユニット813、及び伝搬手段814は、制御ユニット810に接続された別個のユニットであることも可能である。好ましくは、制御ユニット810はまた、上記CPUを備える。]
[0072] 第1のピア81の設計と同様に、第2のピア82及び中継ピア83はまた、それぞれの発見ユニット821及び831、それぞれの決定ユニット822及び832、それぞれの中継ユニット823及び833、それぞれの伝搬手段824及び834、並びにそれぞれのメモリユニット825及び835を備える。他のシナリオでは、P2Pネットワーク800の中のピア81、82、83の役割は変わってよい。例えば、中継ピア83は応答ピアを表してよく、第1のピア81は中継ピアを表してよく、第2のピア82は要求ピアを表してよい。従って、ピア81、82、83はそれぞれ、前述の機能的構成要素を全て備える。]
权利要求:

請求項1
ピアツーピアネットワーク(160)の第1のアドレス領域内の第1のピア(61)とピアツーピアネットワーク(160)の第2のアドレス領域内の第2のピア(62)との間の接続を確立する方法であって、前記ピアツーピアネットワーク(160)において、前記第1のピア(61)と前記第2のピア(62)との間の直接接続を妨げるネットワークアドレス変換を発見するステップ、前記ピアツーピアネットワーク(160)の第3のピアを中継ピア(R)と決めるステップ、及び前記中継ピア(R)によって、前記第1のピア(61)と前記第2のピア(62)との間の前記接続を中継するステップを備えることを特徴とする方法。
請求項2
請求項1記載の方法であって、前記ピアツーピアネットワーク(160)のトポロジ及び接続情報に基づいて前記ネットワークアドレス変換を発見するステップを備え、前記接続情報は、前記ネットワークアドレス変換の動作の仕様、前記第1のアドレス領域内の前記第1のピア(61)に関連するエンドポイント、及び前記第2のアドレス領域内の前記第2のピア(62)に関連するエンドポイントを備えることを特徴とする方法。
請求項3
請求項1記載の方法であって、前記ピアツーピアネットワーク(160)の1つ以上の他のピアを介してホップバイホップルーティングで前記第1のピア(61)と前記第2のピア(62)との間で前記第1のピア(61)及び前記第2のピア(62)それぞれの接続情報を交換するステップを備えることを特徴とする方法。
請求項4
請求項1記載の方法であって、前記第1のピア(61)によって、前記第1のピア(61)の接続情報を備える中継接続要求(610)を前記中継ピア(R)に送信するステップ、前記中継ピア(R)によって、前記中継ピア(R)の接続情報を備える中継接続応答(611)を前記第1のピア(61)に送信するステップ、前記第1のピア(61)と前記中継ピア(R)との間の直接接続がまだ確立されていない場合は、前記第1のピア(61)と前記中継ピア(R)との間の直接接続(612、613)を確立するステップ、前記第1のピア(61)によって、前記中継ピア(R)のピア識別子を備える中継発見メッセージ(614)を前記第2のピア(62)に送信するステップ、前記第2のピア(62)によって、前記第2のピア(62)の接続情報を備える中継接続要求(615)を前記中継ピア(R)に送信するステップ、前記中継ピア(R)によって、前記中継ピア(R)の接続情報を備える中継接続応答(616)を前記第2のピア(62)に送信するステップ、及び前記第2のピア(62)と前記中継ピア(R)との間の直接接続がまだ確立されていない場合は、前記第2のピア(62)と前記中継ピア(R)との間の直接接続(617)を確立するステップを備えることを特徴とする方法。
請求項5
請求項1記載の方法であって、1つ以上の中継候補(RC)のリスト(50)から前記中継ピア(R)を選択するステップであって、前記リストは前記第1のピア(61)及び/又は前記第2のピア(62)によって提供され、前記選択は、前記ピアツーピアネットワーク(160)においてすでに確立されている1つ以上の直接接続が前記第1のピア(61)と前記第2のピア(62)との間の前記中継接続のために再利用されることが可能な中継候補(RC)を選択するステップ、及び別の中継候補(RC)より少ない中継接続に関与する中継候補(RC)を選択するステップのうちの1つ以上に基づく、ステップを備えることを特徴とする方法。
請求項6
請求項1記載の方法であって、第1のピア(11)の接続情報を備えるブートストラッピング要求(210)をピアツーピアネットワーク(120)のパブリックに到達可能なアドレス領域内のピア(BP)に送信するステップであって、前記ピアツーピアネットワーク(120)の前記パブリックに到達可能なアドレス領域内の前記ピア(BP)はブートストラッピングピアとして機能する、ステップ、及びブートストラッピングピア(BP)によって、前記第1のピア(11)と第2のピア(22)との間で交換されるメッセージを中継するステップをさらに備えることを特徴とする方法。
請求項7
請求項1記載の方法であって、前記第1のピア(61)によって、割当て解除中継メッセージ(711)を前記中継ピア(R)に送信することにより中継接続(710)を終了するステップであって、前記割当て解除中継メッセージ(711)は、前記中継接続(710)は不必要であると宣言する、ステップ、前記中継ピア(R)によって、(712)つまり前記第1のピア(61)から受信された前記割当て解除中継メッセージ(711)を前記第2のピア(62)に転送するステップ前記第2のピア(62)によって、前記中継ピア(R)に割当て解除中継メッセージ(713)を送信するステップ、前記中継ピア(R)によって、(714)つまり前記第2のピア(62)から受信された前記割当て解除中継メッセージ(713)を前記第1のピア(61)に転送するステップ、及び前記第1のピア(61)において前記転送された割当て解除中継メッセージ(714)を受信した後に、前記中継接続(710)を終了するステップをさらに備えることを特徴とする方法。
請求項8
ピアツーピアネットワーク(800)の第1のアドレス領域内の1つ以上のピア(81)及び前記ピアツーピアネットワーク(800)の第2のアドレス領域内の1つ以上のピア(82)を備える前記ピアツーピアネットワーク(800)のピア(81、82、83)であって、前記ピアツーピアネットワーク(800)において、前記ピア(81)と別のアドレス領域のピア(82)との間の直接接続を妨げるネットワークアドレス変換を発見するように適応された発見する手段(811、821、832)、前記ピアツーピアネットワーク(800)のピア(83)を中継ピアと決めるように適応された決定手段(812、822、832)、前記ピアツーピアネットワーク(800)の前記第1のアドレス領域内の第1のピア(81)と前記ピアツーピアネットワーク(800)の前記第2のアドレス領域内の第2のピア(82)との間の接続の中継をサポートするように適応された中継手段(812、822、832)、及び前記ピアツーピアネットワーク(800)において、情報、とりわけ接続情報を伝搬するように適応された伝搬手段(812、822、832)を備えることを特徴とするピア(81、82、83)。
請求項9
ピアツーピアネットワーク(160)の第1のアドレス領域内の第1のピア(61)及び前記ピアツーピアネットワーク(160)の第2のアドレス領域内の第2のピア(62)を有する前記ピアツーピアネットワーク(160)を備えた電気通信インフラストラクチャであって、前記第1のピア(61)と前記第2のピア(62)との間の直接接続を妨げるネットワークアドレス変換、及び前記第1のピア(61)と前記第2のピア(62)との間の前記接続を中継するように適応された中継ピア(R)と決められた前記ピアツーピアネットワーク(160)の第3のピア、をさらに備えることを特徴とする電気通信インフラストラクチャ。
請求項10
ピアツーピアネットワーク(800)の第1のアドレス領域内の1つ以上のピア(81)及び前記ピアツーピアネットワーク(800)の第2のアドレス領域内の1つ以上のピア(82)を備える前記ピアツーピアネットワーク(800)において接続を確立するためのコンピュータプログラム製品であって、前記ピアツーピアネットワーク(800)のピア(81、82、83)によって実行された場合、前記ピアツーピアネットワーク(800)において、前記ピア(81)と別のアドレス領域のピア(82)との間の直接接続を妨げるネットワークアドレス変換を発見するステップ、前記ピアツーピアネットワーク(800)のピア(83)を中継ピアと決めるステップ、前記ピアツーピアネットワーク(800)の前記第1のアドレス領域内の第1のピア(81)と前記ピアツーピアネットワーク(800)の前記第2のアドレス領域内の第2のピア(82)との間の接続の中継をサポートするステップ、及び前記ピアツーピアネットワーク(800)において、情報、とりわけ接続情報を伝搬するステップを実行することを特徴とするコンピュータプログラム製品。
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